- HOME >
- 株式会社イマデヤ
葬祭業という、究極のサービスを追い求めて。
大切な人を亡くした経験はあるだろうか。
祖父母や両親、親戚や友人。
自分に関わりのある者の死を受け入れ、
気持ちに区切りを付けるのは簡単なことではない。
しかし、私たちは幾度となくそのシーンを乗り越え、
故人を大切な記憶として胸に焼き付けながら
新たな未来に向かって歩き始める。
思い出してほしい。
その陰には、心をこめておもてなしをしてくれた
葬祭業のスタッフが深く関わっていたことを。
県内の葬祭業界を牽引する「イマデヤ」が
創業したのは明治15年のこと。
現在ではイマデヤグループとして規模を拡大し、
県内5カ所に地域色あふれる葬儀場を展開。
お通夜から葬儀、法事法要にいたるまで
ご家族に対して手厚いサポートを行っている。
「ご家族が故人様への悲しみに浸れるように、
一つずつ身の周りの負担をとっていくのが私たちの仕事です」
そう話すのは、5代目を引き継いだ今出貴士さん。
幼い頃から、葬儀のプロとしての強い信念を持って
仕事に取り組む父や母の背中を見てきたこともあり、
お客様に寄りそう気持ちは人一倍強い。
「式場の手配や、飲み物の準備を始めとする親戚への気配りなど、
昔の葬儀は女性にとって負担のかかるものでした。
そんな女性たちの苦労を何とかして軽減してあげたいという母の思いが、
イマデヤ葵会館の設立につながったのです」
会場で振る舞われる、しそ茶やコーヒー、
お抹茶などの無料サービスをはじめたのも
県内ではイマデヤが最初だった。
当時としては画期的だったバスルームや
パウダールームも葬儀場に備えていたほか、
化粧品やドライヤーなども完備するという徹底ぶり。
まさに「女性のための会館」として成長を遂げたと言える。
その根底には「身の回りの負担を取り除く」という
家族への気持ちが凝縮されている。
故人への想いを
サービスの礎に
今では、どこの葬儀場でも当たり前になった
お焼香後の「おしぼりサービス」も
もとはと言えばイマデヤがはじめたもの。
冬は特注の蒸し器で温め、夏には冷水で冷やす。
そんな徹底した「おもてなし精神」が、
すべてのサービスに貫かれている。
故人を偲ぶ想いの深さも、
代々に渡って引き継がれてきた。
それは、身寄りのない方の葬儀を
昔から同社が積極的に引き受けていることからも分かる。
商売のことだけを考えれば、身寄りのない方の
葬儀に会社の労力を費やすのは得策ではない。
しかし、イマデヤは進んでそういった葬儀を引き受けてきた。
「商売にならないので、当時はどこも手を出さなかった。
でも、うちの母親が『人が一人亡くなるのだから、
きちんと送り出してあげなければいけない』といって
旅館やホテルで集めていたアメニティグッズを
お棺の中にそっと入れていたことを思い出します」
今でも身寄りのない方の葬儀を受け入れ、
スタッフが揃って故人に手を合わせるなど
しっかりと旅立ちの準備を行ってからお送りしている。
しっかりと旅立ちの準備を行ってからお送りしている。
人の尊厳を共有する社風が根付いているからこそ
心から満足していただけるサービスへとつながるのだろう。
いつまでも安心して
働ける環境がある
新人たちが最初に経験するのが、
「セレモニーアテンダント」と呼ばれるポジション。
ご家族へのご提案や飲み物サービス、身の回りのお世話など
葬儀全般をサポートする重要な仕事だ。
ここで数年間にわたって基本的な能力を身に付けた後、
労働省認定の「葬祭ディレクター1級」の資格を目指しながら
司会やディレクションへと役割をステップアップしていくことになる。
「たまに、ご家族と一緒に涙を流してしまうスタッフもいる。
相手の悲しみを感じることはとても大切ですが
プロとして冷静に自分をコントロールできるようになってほしい。
おもてなしの気持ちを持ち続ければ、いつかきっとできるようになる」
優しい光を目に宿しながら、
今出社長はそう話す。
『お客様に満足を提供することにより
全社員の生活の向上と精神の充足を図る』
という社是にも示されている通り、
活動の根底にあるのは社員一人ひとりの幸せだ。
その想いは、会社の年金制度にも現れている。
企業のほとんどが運用の結果によって給付額を決定する
「確定拠出年金」へと移行しているのに対し、
「確定拠出年金」へと移行しているのに対し、
同社では将来の年金給付額があらかじめ確定している
「確定給付年金」をずっと維持している。
社員と共に、幸せになりたい。
そんなイマデヤの社風が滲み出たエピソードの一つと言えるだろう。
なぜ会社側の負担を増やしてまで、この制度にこだわるのか。
そこには「生涯にわたり、安心して仕事に取り組んでほしい」という
今出社長のメッセージが込められている。
「勤続年数に応じた年金額を受け取ることができるので、
社員にとっては老後の生活設計が立てやすくなります。
社員にとっては老後の生活設計が立てやすくなります。
この制度にこだわるのは、一生懸命に働いてくれた社員に対して
会社が必ず守るべき『約束』だと思っているからです」
会社が必ず守るべき『約束』だと思っているからです」
社員と共に、幸せになりたい。
そんなイマデヤの社風が滲み出たエピソードの一つと言えるだろう。
未来につながる
人間成長の場として
人材開発本部で、組織開発室室長を務める舟井伸哉さんは、
20代半ばでこの世界に飛び込んだ。
「人の死は、人生でも究極の出来事と言えます。
もともと哲学や社会学に興味を持っていたこともあり、
大きな苦しみや悲しみを乗り超えるプロセスに
深く関わってみたかったんです」
入社後、約3年で支配人となった舟井さんは
葬儀全般のプロデュースを担当。
サービススタッフと力を合わせながら
お客様一人ひとりと真剣に向かい合った。
「お葬式を出すことの意味や意義を
しっかりと感じていただくことが私たちの仕事だと思います。
お客様と日々、心を込めて向かい合っていると
本当に多くの経験をさせていただける。
この職場は、人間成長の場にもなるはずです」
そして今。会社と人を繋ぐ新しい立場で
現場のスタッフを成長する手助けを行っている。
そして今。会社と人を繋ぐ新しい立場で
現場のスタッフを成長する手助けを行っている。
誰にとっても後悔のない
葬儀にするために
入社4年目のAさん。
式典の進行や会葬者の接待、管理業務を行うセレモニーアテンダントだ。
式典の進行や会葬者の接待、管理業務を行うセレモニーアテンダントだ。
徳島生まれ、徳島育ち。葬儀といえばイマデヤ、という認識は幼いころからあったという。
とはいえ、入社するまで葬儀業界とは無縁。
入社当時は、宗派ごとに異なる準備物や式の段取りなど、戸惑うことも多かった。
入社当時は、宗派ごとに異なる準備物や式の段取りなど、戸惑うことも多かった。
「お焼香ひとつとっても、宗派によって回数が違う…。
最初はご参列者様に質問されても、即答できないことばかりでした。
宗派の違いや式の進行について、必要だと感じたものは独学で学んだことも多いです。
最近はyoutubeにお寺の住職さんが動画をアップロードしていることも多く、
苦労することの多かったお経の聞き分けもしやすくなりましたね。」
同じ人と、同じ式を行うことはもうない。
そんな一期一会の出会いもこの仕事の醍醐味だという。
一つ一つがかけがえのない式だからこそ、仕事にも熱が入る。
最近は参列者500名前後の大規模な葬儀も担当した。
最初はご参列者様に質問されても、即答できないことばかりでした。
宗派の違いや式の進行について、必要だと感じたものは独学で学んだことも多いです。
最近はyoutubeにお寺の住職さんが動画をアップロードしていることも多く、
苦労することの多かったお経の聞き分けもしやすくなりましたね。」
同じ人と、同じ式を行うことはもうない。
そんな一期一会の出会いもこの仕事の醍醐味だという。
一つ一つがかけがえのない式だからこそ、仕事にも熱が入る。
最近は参列者500名前後の大規模な葬儀も担当した。
長い準備期間と綿密な打ち合わせが必要であり、
会場設営も参列者の接待も考慮することが多かったという。
会場設営も参列者の接待も考慮することが多かったという。
しかし、苦労した分、それらの経験は知識となり、自分の中に蓄積されいく。
お客様からの飛び込みの相談に対しても、戸惑うことなくご案内できるようになった。
学び、経験を積んだ分だけ、質の高いお客様対応やスムーズな式進行として
日々の業務に表れる。
結果がすぐに表れることが努力のモチベーションだ。
お客様からの飛び込みの相談に対しても、戸惑うことなくご案内できるようになった。
学び、経験を積んだ分だけ、質の高いお客様対応やスムーズな式進行として
日々の業務に表れる。
結果がすぐに表れることが努力のモチベーションだ。
驚くのは、セレモニーアテンダントとしての高いプロ意識。
「大切なことは、式典をいかにスムーズかつ問題なく終えられるか。
ご家族様、ご参列者様は悲しみの中にいます。
だからこそ、自分達セレモニーアテンダントだけは
一歩離れて役割を果たさなければなりません。
「大切なことは、式典をいかにスムーズかつ問題なく終えられるか。
ご家族様、ご参列者様は悲しみの中にいます。
だからこそ、自分達セレモニーアテンダントだけは
一歩離れて役割を果たさなければなりません。
中にはお客様に感情移入しすぎて涙するスタッフもいます。
もちろん悲しみに寄り添うことは大切ですが、
私達が冷静に式を見守り進行することは
結果的にお客様のためになるのです。
もちろん悲しみに寄り添うことは大切ですが、
私達が冷静に式を見守り進行することは
結果的にお客様のためになるのです。
葬儀中、ご家族様が悲しみのあまり棺に縋りついて
動けなくなることもあります。他にも、予期せぬトラブルで
時間がかかってしまうこともあるでしょう。
動けなくなることもあります。他にも、予期せぬトラブルで
時間がかかってしまうこともあるでしょう。
そうすれば、ご参列者様の中には時間が押して
中座せざるを得ない方が出てくるかもしれません。
火葬場の時間も決まっているため、後半はあわただしくなってしまうでしょう。
もっと故人様との別れを惜しみたかった、と感じる方が出てきてしまいます。
中座せざるを得ない方が出てくるかもしれません。
火葬場の時間も決まっているため、後半はあわただしくなってしまうでしょう。
もっと故人様との別れを惜しみたかった、と感じる方が出てきてしまいます。
どのお客様にも、最初から最後まで良い式だったと思ってもらいたい。
私達セレモニーアテンダントは、与えられた時間と役割の中で
知識を絞り、できる限りのことをするのです。」
私達セレモニーアテンダントは、与えられた時間と役割の中で
知識を絞り、できる限りのことをするのです。」
篠原さんの言葉からは、常に冷静さを失わない普段の仕事ぶりが感じ取れる。
その裏には、誰よりもお客様のことを思う温かな気持ちと仕事への想いがあふれていた。
その裏には、誰よりもお客様のことを思う温かな気持ちと仕事への想いがあふれていた。
満足のいく葬儀を実現する
影の立役者。
影の立役者。
入社2年目の野儀有里さん。庶務課に所属し、電話や来客応対のほか
礼状や遺影写真など、葬儀に必要なあらゆるものの手配を行っている。
礼状や遺影写真など、葬儀に必要なあらゆるものの手配を行っている。
当日に式がスムーズに進行できるかどうかは、
いかに入念な準備ができるかにかかっているといっても過言ではない。
限られた時間の中で効率よく、しかし正確に仕事をすることが求められる仕事だ。
いかに入念な準備ができるかにかかっているといっても過言ではない。
限られた時間の中で効率よく、しかし正確に仕事をすることが求められる仕事だ。
名札の付いた供物の果物やお弔いの花輪、参列者名簿など
用意されるものはすべて間違いが許されないものばかり。
さらに、葬儀前にお客様から電話で依頼されたものもあり、
当日会場にいるスタッフたちがすべてを把握できないことも多いという。
用意されるものはすべて間違いが許されないものばかり。
さらに、葬儀前にお客様から電話で依頼されたものもあり、
当日会場にいるスタッフたちがすべてを把握できないことも多いという。
頼りになるのは、お通夜当日、翌朝、告別式など、式の進行に合わせて
野儀さんが会場に送る手配リスト。
忙しい現場をサポートするため、野儀さんはチェックや追加の案内も欠かさない。
「葬儀とは急に起こるもので、時間的余裕は少ないことが多いです。
現場の担当者が困らないように、ひいてはお客様にご迷惑がかからないように
何をすべきかを念頭において仕事をしています。」
現場のセレモニーアテンダントにとって、野儀さんは無くてはならない存在だ。
手を抜けない大変な仕事だが、その分頼りにしてくれる周囲の感謝の言葉に
やりがいを感じることが多いという。
野儀さんが会場に送る手配リスト。
忙しい現場をサポートするため、野儀さんはチェックや追加の案内も欠かさない。
「葬儀とは急に起こるもので、時間的余裕は少ないことが多いです。
現場の担当者が困らないように、ひいてはお客様にご迷惑がかからないように
何をすべきかを念頭において仕事をしています。」
現場のセレモニーアテンダントにとって、野儀さんは無くてはならない存在だ。
手を抜けない大変な仕事だが、その分頼りにしてくれる周囲の感謝の言葉に
やりがいを感じることが多いという。
そんな野儀さんがイマデヤへの就職を決めたのは
人の人生の節目に立ち会いたいという思いから。
気持ちを込めた仕事スタンスは、日々のお客様対応にも表れている。
古い遺影写真を新しく作り変えたいと希望するお客様には、単なる加工だけにとどまらず
ご本人のイメージに最も近い背景も加えることを提案。
おすすめした遺影は、想像以上に気に入ってもらえたという。
ご本人のイメージに最も近い背景も加えることを提案。
おすすめした遺影は、想像以上に気に入ってもらえたという。
葬儀開始1時間前に、どうしても故人に届けたいと
お花の注文を依頼してきたお客様に対しては、
式に間に合わないことを丁寧に伝えたうえで、
間に合わせることができる供物を代替にご案内した。
故人様の為に何かしたいという思いを汲み取り、実現したのだ。
お花の注文を依頼してきたお客様に対しては、
式に間に合わないことを丁寧に伝えたうえで、
間に合わせることができる供物を代替にご案内した。
故人様の為に何かしたいという思いを汲み取り、実現したのだ。
「言葉使いや言い回し、ご提案の仕方など学ぶことはたくさんあります。
昨日の私には出来なかったことも、今日の私はできるようになっていたい。
現状に満足せず、いつでも試行錯誤しながら仕事に取り組んでいたいです。」
現状に満足せず、いつでも試行錯誤しながら仕事に取り組んでいたいです。」
野儀さんの成長はこれからも続く。
同じ船の乗組員として
イマデヤには、もう一つの驚くべき事実がある。
それは、スタッフの実に8割以上が正社員であること。
人件費を削減するためアルバイトを雇用する企業が増える中、
同じ船の乗組員として、積極的に雇用を続けている。
サービス面では徹底して先進性を追い求め、
雇用面や待遇面では、あくまでも社員の幸せを優先する。
この会社に入って、やるべきことは一つ。
会社から受けた想いを、
すべてのお客様に還元することだ。
Data 2024.06.10
株式会社イマデヤ の会社情報
企業名 | 株式会社イマデヤ |
---|---|
経営理念 | お客様に満足を提供することにより 社員の生活の向上と精神の充足を図る |
所在地 | 〒770-0843 徳島県徳島市両国本町2-12-1 |
業務内容 | 葬祭業務全般・慶弔花輪・葬祭関連商品の販売 生花販売・式場、イベント会場設営・イベント企画・プロデュース |
電話番号 | 088-622-4455 |
FAX | 088-626-3380 |
ホームページ | http://www.imadeya.com/ |
設立 | 1882年 |
従業員数 | 65名 |
代表者 | 今出貴士 |
資本金 | 1000万円 |