田舎で、少人数で、最先端。




桜の名所としても知られる公渕公園のほど近く。
一面に田んぼが広がり、およそITとは無縁そうな高松市東植田町に三好製作所はある。
社長の実家の離れを改造したオフィスは、ドアTOドアのマイカー通勤にぴったりだ。

設立は2009年6月。
社長の三好幸司さんは、電気系の大学を卒業後、大手電機メーカーで回路設計を担当。

やがてソフトに興味を持ち、ITベンチャーに転職。その後、独立し、三好製作所を立ち上げた。
三好製作所は、現在、香川県内の数十社の得意先を持ち、順調に売り上げを伸ばしている。



三好さんの想いはシンプルだ。

「当たり前ですが、皆が喜んでくれるものを作りたいと思っています。
IT業界は、便利さが前に出る世界で、無機質なイメージがあります。
私は、そこに人の気持ちを入れたいんです。
効率を追い求めるよりも、
お客さんの社内のコミュニケーションがよくなるように図るのが三好製作所流です」。





お客様からの相談は千差万別。得意としているのは、販売管理のシステムだ。

例えば、営業担当者が携帯電話で受けた注文をそのまま業者に発注し、
納品書や請求書まで一貫して管理できるシステムなどが、それにあたる。





「基本的に全てオリジナルでシステムを手掛けています。
今後は、共有できる部分は共有し、より管理しやすく、
トラブルも少ないパッケージ化を進めていきたいと思っています。
それを元に、カスタマイズし、使い込んでいただく過程で、
必要な機能を増やしていけるものにしたいです。」


世の中にパッケージソフトは溢れている。
しかし、機能が盛りだくさん過ぎて使いにくい場合が多いのは事実だ。マニュアルを読むことなく、
運用できるシステムの構築を行うという三好製作所にニーズは多い。




プログラム作業9割、打ち合わせ1割。


仕事の内容は、三好社長が打ち合わせ3割、実制作7割。
スタッフの仕事は、その9割を制作が占める。
現在のスタッフは2名。いずれも専門学校を卒業後、新卒で入社した若者だ。





「この仕事の面白さは、何もないところからカタチにできること。
こうしたら相手は助かるだろうと予測を立て、プログラムに落としていく作業をします。

相手の要望を引き出すところが一番難しいかもしれません。
その分、予想を超えたものを出して、感動してもらえると嬉しい。

そんな仕事です。パソコンが好きで、プログラムが好きで、
気がつけばパソコンを触っているような人には、ぴったりでしょう。」







正直、人と上手く話すコミュニケーション力よりも、好きな気持ちさえあれば、
自然と会話の弾む業界なのだと感じた。


今後、やってみたい仕事を尋ねると、





「以前、病院内のシステムでNICU内の赤ちゃんの様子を医師と両親さんで
やり取りするシステムを手掛けたことがありました。
日々、元気になっていく様子を楽しみに待ってくれる人がいる、
また退院して1年後に元気に大きくなった様子が医師の元に送られてくる。
このシステムを手掛けた経験は、幸せを提供出来るシステムづくりへの想いとなっています」

という返事が返ってきた。





「会社を大きくしたいとは思いません。
それよりも10名程度のスペシャリストがそれぞれの得意分野を持つ集団を創り上げたい。

一足飛びに成長したいとも思いません。
一歩ずつゆっくり進化していくのが私にも、今いるスタッフにも合っていると思います」。







「誰と、どこで、どんな仕事をするのか。それが分かっていれば不安はない」。



これは、入社3年目の谷口さんの言葉だ。

谷口さんは、専門学校の会社説明会で三好社長と出会った。

第一印象で、「いい人そうだなぁ」と感じたという。

プログラムの仕事ができるなら、企業規模にはこだわらない就活をしていた谷口さんにとって、
社長1人の企業に入社することにはためらいがなかった。





「だれと、どこで、何をするのか。これがはっきり分っているから、不安はありませんでした。
新人に必要なマナー等については、合同研修で身につけることができたし、
技術的なことも入社前に数カ月間、
週に1回2時間程度社長から直接教えてもらう機会があったので、不安もありませんでした。

週に1回来ていたところに毎日来るようになった。

そんな感じです。

今は、在庫管理や生産管理、レジシステムなどを手掛けています。
全然知らない業界と関われるため、日々刺激がありますし、
人間関係で悩む必要がない、安心感もある。正直居心地がいい職場です」。



今年4月に入社したばかりの前川さんも言う。

「説明会で2人と会いました。『これでメンバー全員です』と人当たりの良い笑顔に、
『この2人なら安心だ』と入社を決めました。

他社も受験しましたが、当たり前ではありますが、
他社からは『あなたは、何が出来るの?』と問われる就活でした。
一方的に面接官から品定めされているイメージが強かったですね。

それに対し、ここには壁がない(笑)。


『コンピュータが好き?そう、一緒にやろうか?』という感じで安心できました」。





3月から毎週、会社に勉強に来ていたという前川さん。
今は、会社のWEBページに掲載するプログラムを手掛けている。
使いやすいものをつくることで多くの人に喜んでもらえる仕事には、やりがいを感じているようだ。

「IT業界につきもののように言われている過酷な残業もない。
働く人の様子を気にかけてくれる社長と先輩がいる環境は快適です」

そう言ってほほ笑む前川さんの笑顔は屈託がなかった。







仕事以外のことで頭を悩ませる必要のない安心できる環境。
したいと思ったことが出来る喜びは、少人数の企業に対する不安を大きく上回るようだ。
地元で、気の合う仲間と、やりたい仕事を手掛ける。

そんな理想を追うこともできるのかもしれない。


Data 2016.02.19

株式会社 三好製作所 の会社情報

企業名株式会社 三好製作所
経営理念思いやりある情報社会の創造
所在地〒761-0446
香川県高松市東植田町343番地1
業務内容・Webクラウドシステムの設計・開発
・ポータルサイト制作、ホームページ制作
・コンサルティングサービス
電話番号087-849-1897
FAX087-849-1897
ホームページhttp://miyoshifactory.co.jp
設立2009年6月5日
従業員数社員3名
代表者代表取締役 三好幸司
資本金300万円

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