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『顧客満足度』徹底追求工務店。
正社員
今、日本の建設業界は、色々な意味で『大変』だ。
景気はおしなべて好調。
2020年の東京オリンピックを控え、首都圏では建設ラッシュも起きている。
しかし、それは深刻な「人手不足」問題を招いてもいる。
また、未曾有の建設ラッシュも、地方においては少し状況が異なってくる。
少子高齢過疎化が加速度的に進み、長期的な新築着工の減少予測、
深刻な『空き家問題』も表面化している。
ところが、そんな大変さをもろともせず、広告をしない工務店がある。
リーマンショックや東日本大震災、消費増税を経験しても売上が落ちない会社がある。
それがここ、香川県多度津町にある株式会社ビルドだ。
株式会社ビルドは注文住宅やリフォームなどを手がける工務店。
設立当初はゼネコンからの下請け工事がメインだったが、
10年程前から特定の商品ラインナップは持たず
「顧客と一緒に考える」住宅づくりで業績を伸ばしている。
「弊社の場合、受注のほとんどが施主やパートナーの職人さんからの紹介です。
強いて言うなら、社員一人一人の日常生活が営業活動かもしれません。」
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/IMG_0079.JPG)
と語るのは、株式会社ビルド常務取締役の吉田尚樹さん。
営業から設計、社内運営までをこなす若きリーダーだ。
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/IMG_0073.JPG)
「家を建てませんか?と言ってもいきなりは無理ですよね。
普段の生活などで接するうちに僕たちを信用してもらって、
向こうから『家を建てたいんだけど』と相談されるようになりたいんです。
ある時、行きつけの居酒屋さんで『家を建てて欲しい』と言われたことがありました。
驚きましたが、とても嬉しかったです。」
と笑う。
と笑う。
そんな吉田さんや社員は全員仕事も遊びも全力投球。
『顧客には絶対に満足してもらう』を信条としている。
「徹底して顧客の理想をカタチにしていくのが当社のやり方です。
だから当社の家づくりはとても時間がかかります。
ひとつひとつ意見を聞き、納得してもらいながら進めていくからです。
だから当社の家づくりはとても時間がかかります。
ひとつひとつ意見を聞き、納得してもらいながら進めていくからです。
むしろトントン拍子に進む時は『本当にこれでいいのか?』と怖いくらいです。
長い時は1年以上もかけます。
受注した時に生まれたばかりの赤ちゃんが、引き渡しの時は歩いてますから。(笑)
家が建つ頃には、もう家族の一員のような関係になっています。」
自然エネルギーの新たな可能性。
顧客にとことん満足してもらうオンリーワンの家。
そこにビルドらしさを加える仕掛けにも取り組んでいる。
特に近年力を入れているのが地熱利用やペレットストーブなどの
「自然エネルギー」を利用した環境住宅だ。
「自然エネルギー」を利用した環境住宅だ。
「一年を通して温度が安定している地中熱を使い、室温のベースをつくります。
エアコンとはまるで違い、乾燥しない森林の中にいるような穏やかな環境です。
特にお年寄りのいる家庭などには大変喜ばれています。
またペレットストーブは近年流行の薪ストーブとはひと味違い、
燃料の保管場所を取らないのと、着火時以降は煙の出ない設計となっていて、
街中やマンションでも近隣を気にすることなく使えます。」
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/SS-5%E6%96%BD%E5%B7%A5%20.jpg)
燃料の保管場所を取らないのと、着火時以降は煙の出ない設計となっていて、
街中やマンションでも近隣を気にすることなく使えます。」
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/SS-5%E6%96%BD%E5%B7%A5%20.jpg)
さらに、吉田常務はうどん県ならではのペレットづくりにも挑戦している。
「実は燃料となるペレットの原材料である間伐材やおがくずは県内で入手するのは難しいのです。
しかし、わざわざ県外から運んでくると、輸送コストやトラックの排気から出るCO2など、
せっかくのエコに矛盾することになります。
そこで思いついたのが、うどん店から毎日出る割り箸の再利用です。
人気のうどん店なら1日で1店舗あたり5,000もの割り箸が廃棄されています。
これを何とか有効利用してペレットの原材料にできないか検討中です。」
これらの環境住宅への取り組みは県内では珍しく、他社との差別化にもつながっている。
目指すは、『日本一小さい燃料メーカー』だ。
「現在のところ、売上には、ほとんど貢献できないですが、
少しでも環境に優しい住まいで、
快適な暮らしをしてもらいたいという想いで提案しています。」
初めての面接、1時間で決めました。
設計営業を担当する髙口美夏さんは2013年入社の若手のホープだ。
もともとチラシなどの広告で見る家の間取りが好きだった彼女は、
高校生の時、母から
「そんなに好きなら建築の道に進めば?」
とアドバイスを受け、この道を志したのだと言う。
「そんなに好きなら建築の道に進めば?」
とアドバイスを受け、この道を志したのだと言う。
県外の大学で環境建築デザインを学んだ後、Uターン就職。
地元の工務店を中心に企業選びをしていた時、ビルドに出会った。
面接で吉田常務と1時間程話し終えた時、彼女の心はもう「決まっていた」と言う。
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/IMG_0122.JPG)
「面接と言うより、世間話をした印象が強いです。特に履歴書の写真の話で盛りあがりました。
『なんで面接の写真って笑顔でないんやろうな?』と聞かれ、
『そういうもんなんです』と笑顔で即答。
常務の人柄や居心地の良さが印象に残り『ここで働きたい!』と思いました。」
そんな経緯で髙口さんはビルドの一員に。
設計営業として活躍している。
主な仕事は書類や設計補助などのデスクワークがメイン。
現場に出向くこともあり、大工さんたちからとても可愛がられるという。
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/IMG_0119.JPG)
「常務をはじめ、会社の皆が仕事ぶりを見てくれています。
失敗すればもちろん注意されますが、頑張りを見逃さずにいてくれるんです。
それでいて、とてもフレンドリーな方ばかり。
今はまだ図面の設計など『学ばせてもらっている』最中ですが、
一級建築士の資格を取るのが夢です。」
一級建築士の資格を取るのが夢です。」
施主にも、社員にも、真正面から向かい合う。
そんなビルドは、夢を叶えられる場所なのだろう。
職歴38年、現職1年。
現場監督を任されている八田芳尚さんは建築業界歴38年のベテランだ。
以前は学校や公共の建物がメインの建築会社に勤務していたが、
社長の誘いでビルドに転職して約1年になる。
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/IMG_0189.JPG)
社長の誘いでビルドに転職して約1年になる。
「以前の現場は税金で建てられるものが多く、
仕事はもちろんキッチリこなしますが、思い入れが少なかったように思います。
今は、施主との打ち合わせや鍵の引き渡しにも同席するため、
常に施主の顔が浮かぶようになりました。
気が抜けない反面、直接『ありがとう』と言われると、素直に喜びを感じますね。」
ビルドでは現場監督1人につき新築・リフォームあわせて4〜5物件を同時に担当する。
「この会社は若い人が多いので、パワーを感じます。
これからの建築業界を引っ張って行く人たちばかりで頼もしいですね。」
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/IMG_0215.JPG)
![](https://www.shigotozukan.net/pdata_old/images/IMG_0216.JPG)
これからの建築業界を引っ張って行く人たちばかりで頼もしいですね。」
若い社員にもベテラン社員にも共通するのは「一生懸命。」
それができる雰囲気の良さが、社内の活気へとつながっている。
もちろん顧客への感謝も忘れない。
毎年5月に春のお客様感謝祭「島あそび」イベントを開催。
年々増えて今年の参加者は200名を超えた。
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![](https://godo-k.heteml.jp/shigotozukan/pdata/upload/images/IMG_1419.JPG)
社員やスタッフの和が、
顧客や関係者を巻き込んで大きな輪になろうとしている。
その輪の一員として成長していく面白さがビルドにはあると感じた。
Data 2024.06.03
株式会社ビルド の会社情報
企業名 | 株式会社ビルド |
---|---|
経営理念 | 「暮らしを楽しむ住まいづくり」 |
所在地 | 〒764-0022 香川県仲多度郡多度津町北鴨3丁目3-35 |
業務内容 | 注文住宅・増改築・軽量天井、壁下地・内装工事 ※ペレット燃料メーカーとして新規事業にも取り組んでいます。 日本一小さな燃料メーカーとして着実に成長していきます。 |
電話番号 | 0120-03-4098 |
ホームページ | http://www.build-wood.com/ |
設立 | 昭和57年6月11日 |
従業員数 | 17名 |
代表者 | 代表取締役 吉田安徳 |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 9億5,000万円 |